【完】妖精フロアの日常【短編】
頂き物~至苑様作~
森の奥
無数の木漏れ日が降り注ぐ
美しく、幻想的な場所に
一軒の家がある
それは、妖精の住む家
私は、毎日仕事尽くしで
遊ぶ暇なんてない
否(イヤ)、妖精である私には
遊ぶ相手さえいない
独り寂しく、時を過ごす
日々、同じことの繰り返し
でも、そんな日々が一転した
君と出会った、その日に
出会いは偶然だった
本当に偶然
それは、奇跡かもしれない
君のお蔭で、私の世界は
光り輝くものへと
変わっていった
ありがとう
君は、私の大切な存在