アンバランス~不実な俺様部長の甘い誘惑~
留維は何かを隠していた。


「私と留維の仲でしょ?ハッキリ言って!!」



「・・・カネが…ないんだ・・・」


小さな声で留維は呟いた。


「昨日…給料日だったよね・・・」


「・・・もう…支払いで全部使った…」
投げ槍な言葉で留維は返す。


「支払い??」



「…カードの支払いだ…留奈にセレブな暮らしがさせてあげたくて…収入に合わない贅沢な暮らしをしていたらこうなった・・・」



留維は私にそう涙目で呟く。



「・・・」








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