嫌い。でも、好き。

「次の時間は終業式だ。全員体育館へ移動しろー」


担任が声を掛ける


まあアタシは行かないけどね。

だってダルイし
床に座るの汚いじゃん?

テキトーにどっかでヒマつぶしてるよ。



今日は屋上あたりがいいかなあー。

天気良いし。


よし、サボり場決定。


ってなわけで屋上に向かうの。


なんか今日のアタシ
機嫌いいの。


階段も鼻歌交じりに歌っちゃってさ
今なら勉強もできるかなあ。


屋上の鍵って
針金で開けれちゃうぐらいもろいの。


錆びてて汚くて
触ると手が茶色くなるんだけど。


どーでもいいやって感じ。


手袋するから。



・・・あ、しまった。


アタシ今日針金持ってないなあ…

どーしよ。

絶対に屋上がいい。



なんかあるよね、そーゆー1度きめたら絶対!みたいなの。


「何してんだよ。」


びっくりして後ろ向くとさ
青山がいるワケ。


「アンタ、何してんの?サボり?」

「サボり。」


交わす言葉一言だけで
青山の奴、さっさと鍵開けて屋上の特等席

つかっちゃうワケ
< 14 / 14 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

はんぶんこ

総文字数/964

恋愛(純愛)4ページ

表紙を見る
はんぶんこ

総文字数/1

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る
泣いて叫んで笑って

総文字数/44

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop