『美しく輝け ~団長と姫~』

俺が、こいつらから離れ

宗太のほうへ行こうとしたとき

美琴が俺を呼び止めた。

『ねぇ。全然、
 まとまりがないけど・・・。
 大丈夫なのかなぁ?』

きっと、他の女子にも馴染めねぇで、

苦労してるんだろうな。

本当は、パネルのほうに行きたいんだよな。

『副団長はコイツがやるってさ。
 だから、美琴はパネルのほうに
 行ってきていいよ。』

近くにいた女子を指差して俺は言った。

『ホントに?
 パネルのほうに行ってもいいの?』

『おう。パネル頑張れよ!』

『うん。』

さっきまで不安そうにしていた

美琴が笑顔になった。

やっぱり、美琴は笑顔が似合うな。
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