『美しく輝け ~団長と姫~』

『桃香は大丈夫だよ。
 だって大地くんはさっきから
 美琴のこと見てるから・・・。』

『はぁ?! も、桃香ちゃん。
 何で俺が美琴のこと
 見てることわかったんだ?』

『ん? 女の感・・・ってやつかな。』

『そうなんだ…。』

とか話している間に曲が流れ始めた。

それから、いろんな女子と手を繋ぎ。

曲は2曲目に入りそうなところ。

次は美琴と手を繋ぐことができる。

もう、心臓はドキドキしている。

『大地くん。』

そう言って美琴が俺と手を繋いでくれた。

やっぱり、俺は美琴が好き。

話したいことはいっぱいあったけど、

幸せな時間はあっという間に

過ぎるもので。

美琴は違う人の手に渡っていった。
< 31 / 45 >

この作品をシェア

pagetop