『美しく輝け ~団長と姫~』
明日は、ついに体育祭。
絶対に、成功させてやる。
心に誓ったんだ。
でも、夜から降り始めた
どしゃ降りのせいで、
体育祭は明日に延期になってしまった。
放課後、各色の団長が集まった。
内容はもちろん体育祭について。
のはずが、
美琴についての話に変わった。
最初に口を開いたのは、俺。
『俺、応援のときに美琴に告白する。』
『マジで?
俺も美琴に告るつもりなんだけど。』
と、米倉。それに続いて、新羅。
『じゃぁ、青が優勝したら・・・。
美琴もらうからな。』
今回の勝負、絶対に負けない。
『そうじゃないぜ。勝つのは赤だし。』
『負けねぇからな。』
そういって、俺らは家路に着いた。