『美しく輝け ~団長と姫~』
体育祭
体育祭当日。
昨日の雨がウソかのように
めちゃくちゃ天気がいい。
俺は、じっとしてられなくて、
応援団の集合時間よりも、
早く学校にきていた。
そして、校庭の
ど真ん中で空を見上げていた。
雲ひとつないとてもいい天気だ。
『あ~。早く体育祭
始まんねぇかなぁ!!』
後ろからいきなり声が聞こえて驚いた。
『宗太?! ビックリさせんなよ。』
『ごめんごめん。』
『それにしても、晴れてよかったな。』
『そうだな。』
『他のメンバー遅すぎねぇか?』
『ハハッ。時間まで、まだ20分もあるぜ。』
『そっか。』