『美しく輝け ~団長と姫~』
『美琴。ちょっと。』
昼休みに俺の席に美琴を呼んだ。
『頼みたいことある。』
『何?』
『応援の台詞書いてきて!』
『うん。いいよ。』
と笑顔で答えてくれる美琴。
『でも、美琴は女子だし大丈夫なのか?』
というのは、
直人と藤川 英一(ふじかわ えいいち)。
『大丈夫だろ? 美琴は桜中だし。
なんとなくは覚えてるだろ?』
『うん。なんとなくだけど・・・。
でも、英一も桜中。』
といって、英一のほうを見た。