不良くんと鈍感ちゃん

周りがざわついた‥

「これじゃ俺らしくねぇからさ!!最後くらい俺らしく終わらしてください」

俺がそう言うと、周りのざわつきはおさまった‥

「‥この学校で学んだこと、考えたけどあんまでてこなかった;;‥特に誰と話すわけでもなかったし‥特に仲良い奴もいるわけでもなかった‥」

「「「「・・・」」」」

「‥でも、気づかないうちに、俺には仲間ってやつがいたんだ‥俺の周りにはいつも誰かの笑顔があった‥こんなどうしようもない俺の周りにはいつも笑顔があったんだ‥」

そう‥

今考えると、俺が荒れてた時も‥

海那が感情をなくした時も‥

俺の周りは、笑顔が絶えることはなかったんだ‥



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