不良くんと鈍感ちゃん
あれは、俺らが中学一年の時だった‥
中学の時も、海那はモテていた‥
告白も毎日のよいにされていた‥
その反面、
女からの呼び出しも毎日されていた‥
ある時は、
水をぶっかけられ
ある時は、
殴られ蹴られ
理不尽な理由なのに、海那は強かった。
呼び出しから帰ってきて、もうボロボロなのに‥笑顔だった‥
あの頃の俺は、海那の辛さをわかってやれなかった‥
もっと早くに気づいていれば‥
あんなことには、
ならなかったのにな‥