天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
恩に報いるのは正しい事。
しかし本当にそれだけが正義か?
この体育祭でも、圧倒的な不利な状況下で赤組は戦っている。
あまつさえ幾つかの勝利を収めてきた。
諦めない、屈しない。
誇らしい姿だ。
そんな彼らに対して、恩義ある実行委員長は尚も姑息な手段を用いる。
…もういいだろう。
玲菜は恩義は果たした筈だ。
これ以上恩義を果たすとすれば、それは性根の曲がった実行委員長の頬を叩き、『それは間違っている』と目覚めさせる事なのではないか。
しかし本当にそれだけが正義か?
この体育祭でも、圧倒的な不利な状況下で赤組は戦っている。
あまつさえ幾つかの勝利を収めてきた。
諦めない、屈しない。
誇らしい姿だ。
そんな彼らに対して、恩義ある実行委員長は尚も姑息な手段を用いる。
…もういいだろう。
玲菜は恩義は果たした筈だ。
これ以上恩義を果たすとすれば、それは性根の曲がった実行委員長の頬を叩き、『それは間違っている』と目覚めさせる事なのではないか。