天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
赤組の大歓声がアモルと玲菜にも届く。

「やりやがったじゃねぇか、アモル!片目のねーちゃん!」

エリザベスがドタバタとぬいぐるみの足で走ってきてアモルにハグしようと飛びつき。

「気安く抱きつくんじゃないわよ」

「はふん!」

アモルに足蹴にされる。

「てめっ!踏みやがったなアモル!」

「ぬいぐるみ風情が生意気にアタシに抱擁できると思ってんじゃないわよ」

凍てつくような睥睨の視線を送るアモル。

流石のエリザベスもたじろぐ。

< 118 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop