天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
「飲んで酔うては、午後からの競技に差し支えるのではないか?」
美味そうに酒を口に含み、愛しそうに舌で酒の旨味を堪能する藤原翁。
「これしきの酒で前後不覚になるほど飲み方知らずの小娘じゃないわよ」
そう言う割には、ほんのり薄紅色に染まったカレンの顔。
どことなく色っぽい。
「なら何歳なんじゃ?」
「あら、翁、レディに歳を訊くなんて野暮よ?」
「もうレディなんて年齢ではあるまい?」
カッカッカッと笑う藤原翁に。
「紅、五拾参式、『灼熱』」
カレンが詠唱らしき言葉を紡ぐと。
「あぢぢぢぢっ!」
藤原翁の剣道着の袴の裾に火が点いた!
「駄目よぉ?翁。言葉は選ばなきゃ」
カレンはクスクスと笑った。
美味そうに酒を口に含み、愛しそうに舌で酒の旨味を堪能する藤原翁。
「これしきの酒で前後不覚になるほど飲み方知らずの小娘じゃないわよ」
そう言う割には、ほんのり薄紅色に染まったカレンの顔。
どことなく色っぽい。
「なら何歳なんじゃ?」
「あら、翁、レディに歳を訊くなんて野暮よ?」
「もうレディなんて年齢ではあるまい?」
カッカッカッと笑う藤原翁に。
「紅、五拾参式、『灼熱』」
カレンが詠唱らしき言葉を紡ぐと。
「あぢぢぢぢっ!」
藤原翁の剣道着の袴の裾に火が点いた!
「駄目よぉ?翁。言葉は選ばなきゃ」
カレンはクスクスと笑った。