天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
玲菜が目を見張る。

「カレンは魔法が使えるのか」

「恥ずかしながら魔女なのよ」

クスッと笑うカレン。

「それは便利な力を持っているのだな…」

感心したように、跡形もなく消えてしまった自らの膝を見つめる玲菜に。

「フン、この程度の芸当アタシにだってできるわよ?」

何やら対抗意識を燃やすアモル。

「ケケケケ、何ツンデレてんだアモル、マブダチの眼帯ねーちゃんの注目浴びたくて必死か?」

止せばいいのにエリザベスがほくそ笑み。

「ぱぷあっ!」

案の定アモルに顎を蹴り上げられた。

「アタシ…ぬいぐるみの傷の治癒の仕方は知らないわよ?…それを踏まえた上で、解剖されてみる…?」

「それは…お前…勘弁してくれよ…」

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