天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
「ところでお嬢」

チャーリーが話しかける。

「なぁに?三流芸人」

「誰が三流芸人やねん!」

突っ込もうとしたチャーリーの手を。

「失礼」

二宮が掴み、手首を捻りつつ投げ飛ばす!

「あいたぁっ!」

地面に転がされるチャーリー。

ツッコミさえも許されないとは。

二宮の鉄壁のボディガードぶり。

お嬢様の盾恐るべし。

「そ…そろそろ綱引きやから…ぐふっ…出番やでって言お思てんけど…も…もうええわっ…」

ガクッと首を項垂れるチャーリー。

「死ぬなっ、死んだらあきまへんでチャーリーはんっ」

冬月が膝をついて声をかける。

「冬月、ええフォローおおきに…てか俺もう死んでるちゅーねん」

チャーリーがヘロヘロのツッコミを入れた。

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