天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
あっという間に100万円を握り締め、約15人の白組選手達が買収されて消え去ってしまった。

シレッと財布に100万円入っているとは、どんな高校生だ、お嬢様。

「な、何ていやらしい奴だ…金で解決するとは…」

辛うじて金の魔力に耐え切った、残り15人の白組選手達が呟く。

「あら、あなた方は立ち去りませんの?100万では足りませんか?」

ニヤリと金満顔で笑うお嬢様。

「ふざけんな!俺達は買収なんかされねぇぞ!」

「金に負けて尻尾巻いて逃げたなんて、みっともなくて外歩けねぇぜ!」

口々に叫ぶ白組選手達。

「あら、そう…」

お嬢様の笑みに、邪悪なものが浮かぶ。

「ならもっとみっともない姿にして差し上げましょうか…?」

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