天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
遡雫は育ち盛り食べ盛り
「はぐ…あぐあぐ…もぐ…」
右手にマドレーヌ、左手にドーナッツを。
遡雫は午後の競技が始まってからも、ひたすらに何かを食べている。
思えば昼休みにはお嬢様の準備した…正確には二宮の準備した特製弁当をチャーリーの分まで食べていたし、その前には常にお菓子を摘んでいた記憶がある。
それでもまだ食べる。
クゥン、と。
遡雫の隣で柿ピーが鳴き声を上げる。
「あ…ごめんごめん…柿ピーも食べる…?」
ほにゃっと笑みを浮かべて。
遡雫はマドレーヌを柿ピーの口元に寄せてやった。
右手にマドレーヌ、左手にドーナッツを。
遡雫は午後の競技が始まってからも、ひたすらに何かを食べている。
思えば昼休みにはお嬢様の準備した…正確には二宮の準備した特製弁当をチャーリーの分まで食べていたし、その前には常にお菓子を摘んでいた記憶がある。
それでもまだ食べる。
クゥン、と。
遡雫の隣で柿ピーが鳴き声を上げる。
「あ…ごめんごめん…柿ピーも食べる…?」
ほにゃっと笑みを浮かべて。
遡雫はマドレーヌを柿ピーの口元に寄せてやった。