天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
「ふざけんな!何だこのメニューの差は!」

龍太郎が大声でクレームをつける。

只でさえ遡雫は、この体育祭の間に食べ続けていたのだ。

こんな大量のボリュームのパンを食べ切れる筈がない。

「大丈夫なのか、遡雫は…腹を壊しかねないぞ」

心配そうに見つめる玲菜。

しかし。

「レーさんは知らないのね」

アモルがクスクス笑う。

「あの子の胃袋は並じゃないのよ?それこそブラックホールにでも繋がってんじゃないかと思うくらいなんだから」

「幾ら何でもそれはないんちゃうんか?あんな中学生並みの体格しかないちびっ子やのに…」

チャーリーの言葉に。

「黙って見てろ似非関西人、アモルに逆らうと股裂かれるぜ?」

ヒリヒリする股間を押さえたままエリサベスが言った。

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