天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
「言っておくが、このレースに一切不正は行われていない」
どの口が言っているのか。
恥ずかしげもなくそんな事を言ってのける実行委員長。
「お互い悔いの残らぬよう、『正々堂々と』戦うようにな。ああ、言っておくが、その犬だか狼だかにパンを食わせるのは禁止だからな?」
実行委員長は柿ピーを指差して言うが。
「はぁぁぁい♪」
わかっているのかいないのか。
遡雫はご機嫌の体でいい返事を返し、柿ピーもパタパタと尻尾を振る。
完全に理解していないっぽい。
どの口が言っているのか。
恥ずかしげもなくそんな事を言ってのける実行委員長。
「お互い悔いの残らぬよう、『正々堂々と』戦うようにな。ああ、言っておくが、その犬だか狼だかにパンを食わせるのは禁止だからな?」
実行委員長は柿ピーを指差して言うが。
「はぁぁぁい♪」
わかっているのかいないのか。
遡雫はご機嫌の体でいい返事を返し、柿ピーもパタパタと尻尾を振る。
完全に理解していないっぽい。