天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
三つ目を食べ終わる頃。

「ぜぇはぁ、ぜぇはぁ」

白組の巨漢は、何と一つ目のパンに到達する前に息切れして休憩中。

普段の運動不足が祟っている。

すっかり汗だくで呼吸困難。

救急車、いる?

その間に遡雫達は四つ目に突入。

ジャンボフランクの挟まったホットドッグ。

これもまた大きなフランクフルトにケチャップ、オニオン、マスタードがたっぷり載せられている。

「うーん、これも美味しいけど…」

あぐあぐと頬張りながら。

「私はチリドッグの方が好きかなぁ…」

何と駄目出しまでする余裕。

同意するように柿ピーが吠える。

遡雫さんは味にうるさくていらっしゃる。

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