天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
全てのパンを、パンくず一つ残さず食べ尽くした。

1分もかかっていないのではなかろうか。

白組の巨漢は、まだハァハァ言いながら一つ目のパンを食べているというのに。

それを横目に見る遡雫と柿ピー。

もう後はゴールへと一直線だ。

圧倒的大差をつけて。

「いっちばーんっ」

遡雫と柿ピーは歓声を浴びつつゴールする。

食べっぷりもスピードも、文句なしだ。

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