天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
冬月について行って、ちょっと人間の通う学園でハッタリかましていい気分になってやろうなどと考えたのがそもそもの間違い。
ここには溝出の考えるような、か弱い人間の生徒など殆どいない。
まともな人間含有率限りなくゼロに近い一桁。
悪霊も裸足で逃げ出す天神学園なのだ。
「どうなってんだこの『はいすくーる』はっ!俺様がてれびじょんで見たのとは随分違うじゃねぇか!」
骨である溝出が震えると、歯がカタカタ鳴って実に分かりやすい。
そんな事をしていると。
「ヒャアァアァァッ!?」
目の前に、抜き身の蜘蛛切がズンッ!と突き刺さる!
鼻先一寸の地面に突き立てられた刃。
溝出が肉体を持っていたならば、確実に失禁していたに違いない。
ここには溝出の考えるような、か弱い人間の生徒など殆どいない。
まともな人間含有率限りなくゼロに近い一桁。
悪霊も裸足で逃げ出す天神学園なのだ。
「どうなってんだこの『はいすくーる』はっ!俺様がてれびじょんで見たのとは随分違うじゃねぇか!」
骨である溝出が震えると、歯がカタカタ鳴って実に分かりやすい。
そんな事をしていると。
「ヒャアァアァァッ!?」
目の前に、抜き身の蜘蛛切がズンッ!と突き刺さる!
鼻先一寸の地面に突き立てられた刃。
溝出が肉体を持っていたならば、確実に失禁していたに違いない。