天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
長ったらしくてダルダルな開会式も終わり、早速体育祭はプログラムに移る。
第一の競技は1年生のチーム別対抗100メートル走。
1年生が白組と赤組に分かれて競うのだが。
「あらあら…」
カレンが軽く腕組みして苦笑する。
圧倒的な白組優勢。
白組の1年生は男女共に程よく鍛え込んだ運動部系の生徒が多いのに対し、赤組は見るからにひ弱そうな生徒が多い。
きっと夏休みの間はよく冷房の効いた部屋でネトゲでもしていたに違いないと偏見を持ってしまいそうな連中ばかりだ。
当然赤組の生徒は20メートルも走らないうちに息が上がってしまい、中には完走しない内に立ち止まって呼吸を整える者もいる始末。
はっきり言って勝負にならなかった。
第一の競技は1年生のチーム別対抗100メートル走。
1年生が白組と赤組に分かれて競うのだが。
「あらあら…」
カレンが軽く腕組みして苦笑する。
圧倒的な白組優勢。
白組の1年生は男女共に程よく鍛え込んだ運動部系の生徒が多いのに対し、赤組は見るからにひ弱そうな生徒が多い。
きっと夏休みの間はよく冷房の効いた部屋でネトゲでもしていたに違いないと偏見を持ってしまいそうな連中ばかりだ。
当然赤組の生徒は20メートルも走らないうちに息が上がってしまい、中には完走しない内に立ち止まって呼吸を整える者もいる始末。
はっきり言って勝負にならなかった。