天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
「ねぇねぇ小夜っち、見てみ見てみ!」
グラウンドから少し離れた生徒達の待機テント。
『一人第三次世界大戦』の異名を持つ女子生徒の声で、小夜は振り向く。
「あれスペシャルバカじゃない?」
『あ!ほんとだ!』
女子生徒の指差した先を見て、小夜は目を丸くする。
小夜達もまた、体育祭実行委員長の卑怯な裏工作に嫌気がさして体育祭には不参加。
だから誰がどの種目に出るのかなんて全く知らなかったのだ。
『何、あの龍太郎君のチーム!龍太郎君以外みんなひ弱そうな人ばっかりじゃない!』
異性の小夜から見ても、赤組と白組の不公平な人材の差は一目瞭然だった。
屈強な運動部の生徒達と相対する、龍太郎のもやしっ子軍団。
見るからにハンデバリバリの中、遂に騎馬戦は開始された!
グラウンドから少し離れた生徒達の待機テント。
『一人第三次世界大戦』の異名を持つ女子生徒の声で、小夜は振り向く。
「あれスペシャルバカじゃない?」
『あ!ほんとだ!』
女子生徒の指差した先を見て、小夜は目を丸くする。
小夜達もまた、体育祭実行委員長の卑怯な裏工作に嫌気がさして体育祭には不参加。
だから誰がどの種目に出るのかなんて全く知らなかったのだ。
『何、あの龍太郎君のチーム!龍太郎君以外みんなひ弱そうな人ばっかりじゃない!』
異性の小夜から見ても、赤組と白組の不公平な人材の差は一目瞭然だった。
屈強な運動部の生徒達と相対する、龍太郎のもやしっ子軍団。
見るからにハンデバリバリの中、遂に騎馬戦は開始された!