天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
拳の型、足型を散々体に刻み込まれて地面に這い蹲る龍太郎の頭を。
「頑張ったねぇ、龍太郎…」
しゃがみ込んだ遡雫が『いい子いい子』と撫で、柿ピーがペロペロと頬を舐める。
彼女達なりの祝福だ。
更には。
「お?」
這い蹲ったまま顔を上げる龍太郎。
そこにはわざわざここまでやって来た小夜の姿があった。
背後には一人第三次世界大戦の姿も。
「ほれほれ、小夜っち」
ニヤニヤしながら背中を押す彼女に急かされ。
『あっ、あのっ、龍太郎君っ』
小夜は顔を赤くする。
『見てたよっ…かっこ良かったっ…すごくっ』
…無論、朴念仁の龍太郎に小夜の表情は読めないが。
「頑張ったねぇ、龍太郎…」
しゃがみ込んだ遡雫が『いい子いい子』と撫で、柿ピーがペロペロと頬を舐める。
彼女達なりの祝福だ。
更には。
「お?」
這い蹲ったまま顔を上げる龍太郎。
そこにはわざわざここまでやって来た小夜の姿があった。
背後には一人第三次世界大戦の姿も。
「ほれほれ、小夜っち」
ニヤニヤしながら背中を押す彼女に急かされ。
『あっ、あのっ、龍太郎君っ』
小夜は顔を赤くする。
『見てたよっ…かっこ良かったっ…すごくっ』
…無論、朴念仁の龍太郎に小夜の表情は読めないが。