天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
と。
「……」
小夜の前に遡雫が立つ。
小夜もまた、遡雫を見る。
無口っ子、龍太郎を巡ってガンのくれ合い飛ばし合い。
『ま、まぁ…』
少し頬を引き攣らせながら、小夜が遡雫を見つめる。
『遡雫ちゃんは龍太郎君の事、お兄ちゃんみたいに思ってるだけみたいだし?甘えさせてあげるよ…私は心広いもんっ』
その割には黒いオーラが背後から漂ってますが?
「…私も…」
遡雫が無表情のまま呟く。
「心広いから…龍太郎は小夜と半分こで許してあげる…」
ピキッ!
小夜の血管の切れる音が、龍太郎の耳にだけは運よく?届かなかった。
「……」
小夜の前に遡雫が立つ。
小夜もまた、遡雫を見る。
無口っ子、龍太郎を巡ってガンのくれ合い飛ばし合い。
『ま、まぁ…』
少し頬を引き攣らせながら、小夜が遡雫を見つめる。
『遡雫ちゃんは龍太郎君の事、お兄ちゃんみたいに思ってるだけみたいだし?甘えさせてあげるよ…私は心広いもんっ』
その割には黒いオーラが背後から漂ってますが?
「…私も…」
遡雫が無表情のまま呟く。
「心広いから…龍太郎は小夜と半分こで許してあげる…」
ピキッ!
小夜の血管の切れる音が、龍太郎の耳にだけは運よく?届かなかった。