天神学園高等部の奇怪な面々Ⅶ
背中を向けたまま、身振り手振りを交えて軽妙な大阪弁を披露する不審者。
しかし振り向かない。
どうにもこうにも振り向かない。
「いいからちょっとこっち向け。お前何者だ?」
風紀委員の問いかけにも。
「や、あかんねんあかんねん!オカンに『知らん人に誘われても絶対ついてったらあかんで』いうて言われてるし」
「俺は誘拐犯か!いいから…」
風紀委員は強引に不審者の肩を掴み。
「こっちを向け!」
振り向かせる!
その顔は…。
「何で鼻メガネッ?」
風紀委員が思わずツッコむほどの、ベッタベタなパーティーグッズの鼻メガネを着用していた。
しかし振り向かない。
どうにもこうにも振り向かない。
「いいからちょっとこっち向け。お前何者だ?」
風紀委員の問いかけにも。
「や、あかんねんあかんねん!オカンに『知らん人に誘われても絶対ついてったらあかんで』いうて言われてるし」
「俺は誘拐犯か!いいから…」
風紀委員は強引に不審者の肩を掴み。
「こっちを向け!」
振り向かせる!
その顔は…。
「何で鼻メガネッ?」
風紀委員が思わずツッコむほどの、ベッタベタなパーティーグッズの鼻メガネを着用していた。