青空恋君
「そ~らっ」

ボケ~としていた俺はビクッとしながら

横を向いた

「どうしたの?」

声の主は來。無邪気な笑顔でこっちを見ている

「今日太陽部活の卒業生が遊びに来てるんだって」

「へぇ」

「だからちょっと考えたんだけど。」

「うん。」

「ヒナと大樹と大岩くんと泉で遊びにいかない?」

「あぁ。いいね」

そういってニコっと笑った

「だけど~大岩君きてくれるかな?」
「あぁ。そだねぇ」

大岩は単独。ってイメージが強いから
皆とはあんま絡んでないと思う。

と、そのとき

「ねぇねぇ何の話?」

そう言ってひょこっと顔をだしたのは夕暮さん

「あのね今日、班の人で遊びにいこ~って話してたの」

來がそういうと夕暮さんは傾げていた首を元に戻し

パァッと笑顔になった。そして

「いきたい~」と笑顔でいった

「ヒナはokだねぇ」

「うんっ」

「あとは~大樹と是永と大岩・・・・か。」

俺がそう呟くと「私のことよんだ!?」
後ろから是永が短い髪を揺らしてそう言った

「お。泉」

「俺も呼ばれたんだけど」

チクチクしていたそうな髪をいじりながら大樹がそう言った

「ははは。一気に皆きたね」

「だな。」

「だね。」

來がそう言って俺と夕暮さんが笑った
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