青空恋君
それからの帰り道は皆で他愛のない会話をして帰った。

それから数10分後

「ファ~眠くなってきた~」

猫みたいな大樹に是永が

「あたしも」と2人揃ってあくびをしていた

それにフッと笑いながら夕暮さんのほうを見たら
夕暮さんも笑っていた。
夕暮さんを見てたらなんか癒される。

そんなことを考えていたら、

「こっからは皆別々だぁ」

「私は大樹と一緒の方向!」

「おう」

そう言う大樹と是永。
ここからは皆方向が違う。

まだ遊びたいけど明日も学校だしもう帰らなきゃいけない

「彼氏さんは彼女さんを送ってくのかな~??」

そうニヤニヤしながら言う大樹にチョップをいれて

「うるせぇ」と一言いった。

「いてぇな。なんだよ。送ってかねぇの?」

夕暮さんは期待に満ち溢れた目で俺を見ている

でも。俺は今も電柱にもたれかかって
空の月を見ている來のほうが気になる。

「あぁ。悪りぃけど今日は來送ってく」

そう言うと夕暮さんはすこしびっくりしながらも
「そっかぁ」と悲しげに笑った

來はというと自分の世界にはいっていて


俺の声は聞こえてなかったらしい
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