青空恋君
引っ張られてやってきたところは公園
2人でブランコに座った。

「ふぅ」

寒くてマフラーに顔を埋める空。
月と星がチカチカ光っている空。

「らい」

ぽつりと空が呟いた

「ん」

「なんか変。」

「え?」

ちょっと意外な言葉にビックリしたけど

「変じゃないよ」

そう言った。

「いや。絶対変だよ。なんかあった?」

ありましたよ。空本当に鈍感だなぁ。

「まぁね」

「聞くよ?」

上目遣い気味に言う空。
そういうしぐさも好きなんだってば。

きっと私顔赤い・・・。
そう思って思わず俯いた

「ら~いぃぃぃ」

私の肩をピシピシ叩く空

「やめてよぉぉぉ」

思わず顔をあげると空が笑ってた

「ハハッ」

「なによぉ」

頬を膨らませて言うと

「顔赤い」

ふわりと笑う空にきっとまた顔が赤くなった

つらい恋。
終わらせるならはやくしたほうがいい。
言おうか。言わないか。

好きって。大好きって。

クラスが別れるなら今言ったほうがいい。
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