青空恋君
目の腫れが治ったのを確認してから教室に帰った。

ひなも話を聞いたみたいだった。
泣きそうな顔をしながら泉と喋っている。

「ひな・・・。」

せっかく泣き止んだのに・・・また泣く・・・。

「あ。らいち・・・。」

こっちを見たひなが俯くのがわかった。

「ひな!話があるんだけど」

空のこと。話したい

「私は、無い。」

掴んだ手が振り解かれた。

「ごめんね。今はこうゆう気持ちにしかなれないから」

そう言って教室の外からでていってしまった

「なんか、あったの?」

「泉・・・」

「夕暮も來も変だからさ。」

「なにもないよ。心配かけてごめんね。」

「言いたくなったらいってね。まってる」

そう言って泉は私の頭を撫でた。

そして教室からでていった。


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