青空恋君
隣誰だろう・・・。

僕は必死に話しかけている
夕暮さんにあまり関心をもたずに來を目で追っていた

「聞いてるー?上之くんっ!?」

「え。あ。ごめんなんだっけ」

「もー聞いてないし」

不意打ちに名前を呼ばれてあわてて僕は夕暮さんを見た

「もぅ。なんでもなぁい」

頬を膨らませて夕暮さんは隣の人と喋り始めた

「あ!空席変わってないんだぁ」

愛しい声が聞こえて急いでそっちを見た。ら

「らい・・・!」

「席となりー★」

そういって八重歯を見せながらアヒル口の形をした唇を
ニカっと笑わせた。

「たいよう・・・は?」

「あぁ。一番前のはじっこーめっちゃとおい・・・」

たいようのほうを見ながらさびしそうな瞳をする
君にたえきれなくなって。

「らいっ」

と叫んだ。「なぁに?」

らいは再び笑ってそういった

「あ。やっぱなんでもねぇ」

そう言って前に向きなおした
前の夕暮さんは隣の席の大樹と話していた
僕はそれをずっとみていた。ら

「なに。上之くん大樹くんに妬いてんの?」

夕暮さんにそういわれてた

「まさか~笑」

と笑って返した。けど

「ヒナと空お似合いだと思うよ」

って声がした。声の主は來。

「えぇ!まじでらいちんありがとー」

「うん。美男美女だよ!付き合っちゃえよ~」

「えぇ。じゃぁ言っちゃってもいいかな」


と夕暮さんがこっちを向いた

「なに?」



「上之くんのこと好きです///」






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