ストレートギア
キーンコーンカーンコーン

何だかんだ昼休みになり、みんなの大好きなお弁当の時間になった。

つうか今日勉強を一切してません、大丈夫かぁ俺。人の心配より自分の心配しろよ、大学行きて~。
このストレスはきっと小さい奴のせいだ、洗いざらい聞き出して知らないとは言わせない。俺の今日の勉強分の成績を返して貰うぐらい、質問責めだっ!!

つーわけで誰にも見られないようにコソコソと二人で屋上に向かった。

ア「なんでコソコソしのびあしでいくのよ?」

宗「しょうがないだろ誰にも見られたく無いんだから。」

ア「ふ~ん、」

この時のアキナはやけに素直だった。

着いた、やっと着いた、富士山を登りきるような清々しさ何とも言えなかった。こんな状況誰かに見られたら、小学生連行にしか見えない…。

考えるだけ無駄なことに気付かない俺は途方に暮れた、俺はアホか。サッサと事を進めることにした。

暑いから陰になってそうな、入り口のすぐ横に座り弁当を食うことにした。
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