毎日がカレー曜日2
刹那。
あっ。
サヤの首筋に、電気が走った。
それは、グレムリンが動く気配。
動けるはずなどない。
もはや、それは電化製品から隔離され、囮端末に閉じ込められているのだから。
どこにも行けるはずがなかった。
が。
「孝輔さん!」
嫌な予感がして、離れた彼のほうを振り返る。
もしかしてもしかして。
アレは。
直樹のアレは。
電化製品ではないのか。
「うぉっ!」
予感を言葉にするより早く、直樹の悲鳴があがった。
火花が散ったのだ。
そう。
彼の――手袋から。
あっ。
サヤの首筋に、電気が走った。
それは、グレムリンが動く気配。
動けるはずなどない。
もはや、それは電化製品から隔離され、囮端末に閉じ込められているのだから。
どこにも行けるはずがなかった。
が。
「孝輔さん!」
嫌な予感がして、離れた彼のほうを振り返る。
もしかしてもしかして。
アレは。
直樹のアレは。
電化製品ではないのか。
「うぉっ!」
予感を言葉にするより早く、直樹の悲鳴があがった。
火花が散ったのだ。
そう。
彼の――手袋から。