契約結婚
「それより、本当可愛いね」
「何がですか?」
何が可愛いんだろ…?
「無自覚な感じ?」
「あぁ。」
「?」
「会社で困ったときはこいつに頼めばいい。」
「はい! お願いします、将大さん」
「あいよー」
あっそうだ
「これお弁当どうぞ」
朝ご飯食べた後拓磨はすぐ会社に向かったからその後作ったんだ
朝迷惑かけちゃったからね
「ありがとう。」
「いいなぁ~愛妻弁当…」
拓磨にあげたお弁当を見て将大さんがそう嘆いた
「あの…よかったら将大さんの分も作ってきましょうか?」
1人ぐらい増えたところで変わんないしね
「本当⁉ 嬉しい~」
「将大。」
拓磨が不機嫌そうに将大さんを睨んだ
「えーケチ。」
「………一回だけだぞ」
「はいはい…」
将大さんが呆れたように返事をした