その一秒……



電気が流れたような衝撃が駆け抜ける



あたしは自分を落ち着けるために
頬っぺたをつねった



落ち着けっ
舞い上がるな自分!



そう思うのに
それとは裏腹に
ドキドキが止まらない



心臓が、さっきよりもスピードをあげてる





けど

そんなあたしに構わず歩きだす彼







のシャツを



私は
思わず後ろから引っ張っていた




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