ちび恋。
その時の私は歩先輩に片想い中で、こうして一緒に帰れることにちょっとした幸せを感じてた。
「ミホ、葵。公園行くぞ!!」
「今からですか?(笑)」
『さんせーい!!』
只でさえ学祭の準備で遅くなったのに、これから公園に行くと言う歩先輩と藤本先輩。
最初は少し躊躇った私だけど、少しでも長く歩先輩と一緒にいられると言う嬉しさが上回った。
「葵、ホントに行くの?」
『行ったら少しでも長く一緒に居られるじゃん!!』
「ん-…ま、そうだね☆」
乗り気じゃなかったミホも、一緒にいられるって言う一言でテンションが上がってた。