言葉にしなきゃ伝わらない。
すべての始まり―Dear...―
美月side
「いってきます、紅華」
紅華に手を振って家を後にした。
「ねぇー美月、なんか今日...あったの?目ぇ、腫れてるー」
「あぁー確かに、何かあったか?」
「・・・えっ!?・・目..立つ..かな?」
――2人の大切な・・・心友。
少しの異変も気持ちも...隠しても気づかれてしまう。
本当・・・紅華そっくり
毎朝、毎朝...迎えに来てくれる2人。
初めの声は、私を助けてくれた恩人
荒川 夏乃(アラカワ ナツノ)
「だーい丈夫だよ~、また言ってくるヤツいたら、あたしが倒すから!」
空に大きくガッツポーズをしてハニカんだ。
美形っていう言葉が本当に当てはまる。
紅華とは違う美しさや綺麗さがオーラとして出ている夏乃
儚く美しい...花火みたいな・・・そんな感じ。