言葉にしなきゃ伝わらない。
ソワソワと髪を整えながら、口を開いた。
「荒川夏乃、部活とかは入って無くてフリー...んーっと・・・好きな物は美月です」
そう言って私をぎゅっと抱きしめ胸の中に収める。
えっ・・・!?
慌てる思考回路を懸命に正しながら優心に視線を移すと・・・
「・・・もしかして、レズ?」
恐る恐る聞く優心に夏乃は強烈な一括を浴びせた。
「違うに決まってんでしょ!?美月は美月よ、恋愛は恋愛よ。全く別物!!」
力強く言い放ち、返答に困っている私達。
あ・・・・あのさ・・・
答えになってるか不安なんだけど....夏乃さん