言葉にしなきゃ伝わらない。
部屋を出て、リビングを見た。
・・・明かりは点いていない。もう、寝たんだ...
ほっと胸をなでおろし、玄関に行って靴をはく。
ガチャッ...
ゆっくりと扉を開け、外に・・・出た。
天の川を見て私は変わった。
数年ぶりかに見た外を、空を。自然を。
多分、いくらでも逃げ出すチャンスはあったかもしれない
でも・・勇気が出なかった。
両手を広げて息を吐く、途端に私の顔から笑みが溢れるのが分かった。
あの日・・・――もう、一生笑わないと誓った最悪な日。