言葉にしなきゃ伝わらない。
ふらつきながら走る美月を俺は追った。



「待てやっ美月!」


手を伸ばして、何度も何度も掴もうとする。



だけど...出来ない



芝生を降りて、暗い森の中


月見崖から離れると途端に辺りは暗くなる。




あの場所は・・・特別だから



前が見えない


今は・・・・そんな恐怖は無い。




ただ、美月を抱きしめたい



それだけ
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