言葉にしなきゃ伝わらない。
どうして・・・・世界はこんなにも叶わない願いで溢れているの?
止まらない...止まれない...私が優心を好きな気持ち。
どんどん大きくなって、気付いたころには・・・もう、取り返しがつかないくらい大きくなってた。
「ごめ・・ん。・・・ごめんな・・・美月。」
男のくせに...なんて、思わないよ。
もう・・思わない。
それだけ、私を好きな気持ちがあるって・・・離れたくないって思ってくれているんでしょう?
その想いだけで、私は・・・十分だから。
必死に涙を拭いて、でも、また溢れて来て流れて...。
そんなことの繰り返し。
泣いても、この状況はだれがどうやって変わらない。
もし・・・この場で私に声が出せたら...もう、大満足なのにな
夏の涼しい風が、ゆったりと流れ始めた。
さっきまでは、冷たくて・・・激しかった風は、今はどこか力を無くしているようで。
ほんと・・・私の心模様を表したみたい。
くすっと笑って、優心の目線に合わせ、しゃがんだ。
トンッと肩を叩いたら、優心は涙で真っ赤になった瞳を私に向けた。
『優心、大好きだよ。今まで、ありがとう』
一文字ずつ、ゆっくりと口を動かして伝えた。
そして、携帯をパタンッと閉じて優心の手元に置いた。
その一連の動作を、ただただ見ているだけの優心。
少し間を開けてから、勢いよく立ちあがって月見崖を後にした。
後ろは振り向かない、と決めて前方だけ見据え必死に走る。
優心・・・ただ、あなたにそれだけ伝えたかったの。
心の中で何度も...何度も...その言葉を繰り返した。
夜中の風は、どこか生ぬるくて、安心できる。
木々の音がザァッと耳をかすり、耳を押さえた。
止まらない...止まれない...私が優心を好きな気持ち。
どんどん大きくなって、気付いたころには・・・もう、取り返しがつかないくらい大きくなってた。
「ごめ・・ん。・・・ごめんな・・・美月。」
男のくせに...なんて、思わないよ。
もう・・思わない。
それだけ、私を好きな気持ちがあるって・・・離れたくないって思ってくれているんでしょう?
その想いだけで、私は・・・十分だから。
必死に涙を拭いて、でも、また溢れて来て流れて...。
そんなことの繰り返し。
泣いても、この状況はだれがどうやって変わらない。
もし・・・この場で私に声が出せたら...もう、大満足なのにな
夏の涼しい風が、ゆったりと流れ始めた。
さっきまでは、冷たくて・・・激しかった風は、今はどこか力を無くしているようで。
ほんと・・・私の心模様を表したみたい。
くすっと笑って、優心の目線に合わせ、しゃがんだ。
トンッと肩を叩いたら、優心は涙で真っ赤になった瞳を私に向けた。
『優心、大好きだよ。今まで、ありがとう』
一文字ずつ、ゆっくりと口を動かして伝えた。
そして、携帯をパタンッと閉じて優心の手元に置いた。
その一連の動作を、ただただ見ているだけの優心。
少し間を開けてから、勢いよく立ちあがって月見崖を後にした。
後ろは振り向かない、と決めて前方だけ見据え必死に走る。
優心・・・ただ、あなたにそれだけ伝えたかったの。
心の中で何度も...何度も...その言葉を繰り返した。
夜中の風は、どこか生ぬるくて、安心できる。
木々の音がザァッと耳をかすり、耳を押さえた。