あなたの視線
私達が1階におりると
そこには自転車にまたがった男の子が笑顔で
こちらを向いていた。



「たっくん♪」


「ゆかり〜会いたかったぞ〜♪」


由香里の彼氏だ。


「ゆかりも〜」


「今日学校で会ってた
ぢゃん」


私がそうゆうと


「少しでも離れてると
寂しいんだもん」


由香里は満面の笑顔で
たっくんに抱き着いている

「はいはい」


「じゃあさくら!
また明日ね〜」


「さくらちゃん
また明日!ばいば〜い」


「はぁい!じゃあね〜」


由香里とたっくんは二人乗りをしながら街中を
通り抜けて行った。




「私も帰ろっと」




私は由香里達とは逆の
方に歩きだした。


アーケードをでると
人通りもまばらになる。



由香里達が付き合いはじめてからもうすぐ1年が
たつ。
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