メイドは見た!
第十話(豹side)
萌架は、やっぱり可愛い。
いつでも。どこでも、何をしてても。
その証拠は、今現在の萌架の顔。
萌架は俺たちの部屋に入ってきた早々、泣いていた。
泣いていた理由は予想通り年頃変態娘だった。
あの年頃変態娘は馬渕に萌架を襲えと命令したらしい。
それでそのことを譲二様に報告していたところを萌架が覗き、譲二様の部屋を馬渕が出ていく途中で馬渕に会い、年頃変態娘の企みを知った、というわけ。
そして今の萌架は、涙を流し損ねたような顔をしている。
「馬渕にレイプされんのが怖かったのか?」
「違うっ…ただ、悔しかった…」
「悔しかった?」
「お嬢様に豹をとられそうで…」
そう言う萌架を俺は不覚にも可愛いと思ってしまう。
いつでも。どこでも、何をしてても。
その証拠は、今現在の萌架の顔。
萌架は俺たちの部屋に入ってきた早々、泣いていた。
泣いていた理由は予想通り年頃変態娘だった。
あの年頃変態娘は馬渕に萌架を襲えと命令したらしい。
それでそのことを譲二様に報告していたところを萌架が覗き、譲二様の部屋を馬渕が出ていく途中で馬渕に会い、年頃変態娘の企みを知った、というわけ。
そして今の萌架は、涙を流し損ねたような顔をしている。
「馬渕にレイプされんのが怖かったのか?」
「違うっ…ただ、悔しかった…」
「悔しかった?」
「お嬢様に豹をとられそうで…」
そう言う萌架を俺は不覚にも可愛いと思ってしまう。