メイドは見た!
第三話 (豹side)
全く…お嬢様はなんてことを仰っているのでしょう。
Aしかない胸には好きでもない限り欲情などいたしません。
とりあえずここはてきとうな嘘をついてしまいましょう。
「お嬢様、私はお嬢様以前に間宮家当主である間宮譲二様に雇っていただいています。契約のさいお嬢様にはどんなに頼まれてもキス以上はするなと…」
「そう。まぁお父様との契約でしたら仕方ありませんわね。」
あぁAカップお嬢様はなにか企んでらっしゃるご様子…
でも私としてはお嬢様は萌架には到底かないませんね。
何を隠そう萌架はD…ですので。
そこが決め手ではありませんがね…たぶん…
コンコン
「お嬢様、夕食の準備が整いました。」
専属執事が来たところですので、帰ると致しましょう。
その後ザッと仕事を済ませた後は…
「萌架、待っていましたよ。」
「すみません(汗)」
このように焦られると…こう…ね?
私はきっとお嬢様が夜私の部屋にお越しになると思い、わざとドアをほんの少しだけ開けておきました。
萌架と私の夜の声を…聞いていただくために…
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