メイドは見た!
第七話 (帆那side)
翌日、アタシはお父様に会いに行った。
「おはようございますお父様。」
「おはようMYドーター!」
お父様は少し(?)独特な思考の持ち主だ。
「お父様、お話したいことがございますの。」
「なんだい?」
「執事の豹とメイドの萌架が…その…」
お父様はアタシがまだ清純だと思わせているの。
「は…ハレンチな事してましたの…」
ハレンチて…w
「豹と萌架だろう?職場恋愛は禁止してないし、それに知ってたからねぇ…
それにしてもMYドーター、人の私生活を覗くのはどうかと思うよ。」
「も…申し訳ございません。わたくし用事を思い出しましたので、失礼します。」
…さすがはアタシの豹。
お父様に言っているなんて思わなかったわ。
しっかしあのメイド、みた所D…ね。
ムカつくわ。
アタシよりスタイルも顔もいいなんて本気で許せない。
自分の身分をわからせなきゃ…

「馬渕。メイドの萌架を複数人で襲って。」
「…かしこまりました。」

このときアタシは全て上手く行くって思い込んでた。
でも、アタシは無力なんだって…思い知らされた。

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