大好きな君

「はぁー」
最近学校にくるのがちょっと憂鬱だ。
だって、たっくんに会ってしまうから。

今日も、階段でたっくんとすれ違った。
なんとなく気まずくて、下を向いたまま、階段を下りた。

そのとき、
ズルッ
私は、階段で滑り、しりもちをついた。
上履きも脱げた。

恥ずかしい...。
たっくんも、たっくんの友達も、笑っている。


私は慌てて上履きをはき、階段を下りた。
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