大好きな君
練習が終わり、私の涙も止まった。
結菜が私のところにきて、
「なんか目赤い!どした?」
って言ってくれた。
「あとで話すね」
「うん...」
下駄箱で、結菜と一緒に真美を待っていた。
そこに、たっくんが来た。
私は、即座に下を向く。
泣いた後の顔なんて絶対見られたくない。
たっくんは、靴をしまい、教室に戻っていった。
「ねえ、たっくん今、葵の事ガン見してたよ」
「え...」
顔が赤くなるのがわかる。
顔が暑い...。
「本当だからね、嘘つかないから」
「信じないし...」
「別にいいけど、ガン見されてよかったね笑」
「...///」
真美がきた。
はやく教室に戻ろう。