ハチミツ
「…は?」
玲央の目が大きく見開いた。
「あたしのためにも、玲央のためにも、それが一番いいと思うの。」
これが、あたしの出した答え。
まだ、元カノのことが好きな玲央のためにも、これ以上、玲央のそばにいて傷つきたくない、あたしのためにも。
「なに言っ「ばいばい。」
あたしは最後に、あたしにできる、精一杯の笑顔を向けて、教室を後にした。
あぁ、終わったんだ。
あたしの、恋
あたしの、初恋。
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