砂時計
笑いながら言った。


泣かないように。


寂しくならないように。


「海のバカっ! 寂しくなんてなる訳ないだろ?」


「だって……」


「大丈夫。生きれるよ! 俺の中で海は生きてる」




あの後、レオ君は笑顔で了解してくれた。



あぁ、始まる。






手術が……。






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